中央福祉学院の概要

中央福祉学院は湘南国際村(神奈川県葉山町)のなかに位置しています。
雄大な相模湾と三浦半島の山々に囲ま れた絶好のロケーションは、利用者をリラックスさせ、最高のコンディションで研修に臨める環境を提供します。湘南の豊かな自然、充実した最新の研修設備、そして快適な宿泊・レストラン-中央福祉学院は、このような環境のもとでさまざまなタイプの研修、会議の成功を総合的にサポートします。

 

 

 

 

 

 

教員

主任教授 山下 興一郎

准教授 岡田 多恵子

中央福祉学院の沿革

1.社会事業研修所の誕生

1950年6月、財団法人日本社会事業協会(全国社会福祉協議会の前身)は、厚生省(当時)の要請により社会事業研修所を旧金鶏学院(東京都文京区)に設置し、同月15日から公務員・民間福祉団体職員を対象とした第1回「社会福祉主事資格認定講習会」を開催しました。

2.社会福祉事業職員研修所の併設

1951年6月に厚生省は学校法人日本社会事業学校に公務員を対象とする社会福祉事業職員研修所の運営を委託。これも旧金鶏学院に置かれました。これにより1951年度から1958年度まで、旧金鶏学院に民間職員を対象とする社会事業研修所(全国社会福祉協議会、以下「本会」という)と公務員を対象とする社会福祉事業職員研修所(日本社会事業学校)が併存することになりました。 本会の社会事業研修所は1959年に廃止され、1960年度から1974年度まで研修事業は社会福祉事業職員研修所(日本社会事業大学)に一元化されました。

3.社会福祉研修センターの移管

1975年に社会福祉事業職員研修所は社会福祉研修センターと改称し、日本社会事業大学から本会に移管されました。1975年度事業は国の委託事業6課程、独自事業1課程でした。 その後、1993年に「中央社会福祉研修センター」と改称しました。

4.中央福祉学院への発展

中央社会福祉研修センターは新施設の竣工を機に中央福祉学院と改称し、1995年6月に東京の霞ヶ関から神奈川県葉山町に移転して現在に至っています。 愛称はロフォス湘南です。

沿革
昭和25年 (1950年) 社会事業研修所を旧金鶏学院に設置
昭和26年1月 (1951年) 中央社会福祉協議会発足 (日社協は2団体と合併)
昭和26年6月 (1951年) 厚生省は日本社会事業学校に社会福祉事業職員研修所を委託
昭和34年 (1959年) 社会事業研修所廃止
昭和50年 (1975年) 社会福祉事業職員研修所は社会福祉研修センターに改称し全社協に移管
平成5年 (1993年) 中央社会福祉研修センターに改称
平成7年6月 (1995年)

中央福祉学院と改称し神奈川県葉山町に移転

 

『全社協福祉ビジョン2020』のご紹介~ともに生きる豊かな地域社会の実現をめざして~

 社会福祉協議会(社協)」は、社会福祉法に基づきすべての都道府県・市町村に設置されている非営利の民間組織です。地域住民や社会福祉関係者の参加により、地域の福祉推進の中核としての役割を担い、さまざまな活動を行っています。

 中央福祉学院を運営する全国社会福祉協議会(全社協)は、これら社協の中央組織として、全国各地の社協とのネットワークにより、福祉サービス利用者や社会福祉関係者の連絡・調整や活動支援、各種制度の改善への取り組みなど、わが国社会福祉の増進に努めています。

 全社協は、2020(令和2)年2月に、福祉のあるべき方向性を展望して「全社協 福祉ビジョン2011」を公表しました。この到達点をふまえたうえで、今後の社会環境の変化を見据え、課題認識を共有しつつ、福祉組織・関係者が主体的に取り組んでいくための羅針盤として、2020年から10年間の取り組みの方向性を提起する「全社協 福祉ビジョン2020」を新たに策定しました。

 「全社協 福祉ビジョン2020」では、21世紀における「地域共生社会」および「持続可能な開発目標(SDGs)」の「誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会」の実現という2つの方向性をもとに、「ともに生きる豊かな地域社会」の実現をめざすこととしています。 全社協の構成組織は、「全社協 福祉ビジョン2020」をもとに、「ともに生きる豊かな地域社会」の実現に向けて、行動方針を策定し、実践活動を展開していきます。

 

  

【概要版:PDF250KB】          【全文:PDF6,354KB